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「個人病院は経営不振になった際に潰れるかもしれないから心配」という声を聞くことがありますが、今のご時世で経営不振にならないと言い切れるところなんてありません!
あるのは、「今のところ上手くいっているから、とりあえずは大丈夫そう!」というささやかな現状維持だけです。
それは公的な病院にも当てはまります。個人病院だから、グループ病院だから、県立病院だから等々、種類によって特徴はあります。しかし、安定・安心という意味では種類で判断しない方が良いですね。しっかりと同じ一つの病院として見ていきましょう!
「良い病院→悪い病院、悪い病院→良い病院に気をつけて!」
今回のぶどうさんは内部改革に成功した病院を見つけることができました。
しかし、もちろん良い病院が悪い病院になることもあります。
特に気を付けないといけないのは「看護部のルールの変化」だと思います。
例えば、「残業が増えた」「勉強会が任意になった」「シフトの融通が効かなくなった」等々。
民間病院がグループ病院に買収されれば、グループのルールにがらっと変わりますし、雰囲気を変える為の内部改革によって居心地が悪くなったり・・・。
正直良い・悪いなんて人によって微妙に違います。友人から聞いた・紹介会社から聞いただけで判断せず、気になったら見学や面接に行くことをオススメします。
あと、買収された直後は退職者が大勢いて、結構落ち着かない職場になっています。
2年もすれば落ち着いて普通の職場になりますが、バタバタしている時に働いていた人の話を鵜呑みにするとどこもブラックになってしまうので、気をつけてくださいね!
様々な病院がある中で、人気の職場に共通しているのが「好待遇!働きやすい!」といった福利厚生の充実度です。
以前、お話させていただきましたラフランスさんもそんな基準でお探しされていました。
「この転職を最後にしたいです」と長く安心して働ける病院をご希望でした。いくつか紹介していく中で気になっていたのが、企業病院です。
大手電機、自動車、鉄鋼といったグループが病院を持っており、就業規則もそのグループとほぼ同等といった形になります。
大企業の強みはやはり安定と好待遇。ラフランスさんもすっかり気に入ってしまいました。
「やっぱり一般病院とは待遇が違いますよね、まず潰れないし」とノリノリでした。
イメージとして「安定と安心の大企業病院!」となるのはわかりますが、そんな上手い話だけではないんですよね・・・。
「企業病院は大元の企業が潰れるまで安心、ではない!」
企業病院は福利厚生も充実しており、離職率も低い。おまけに企業が潰れなければ安泰!というのは甘いです。そんなことはありません。
最近の不況を受けて、昔に比べ企業病院の売却は増え続けています。
企業が安泰に見えても、そのグループの持っている病院が足切りされていないとは言えないわけです。
最近ですと、都内にある東都文京病院、石川島記念病院なんかが元企業病院でしたが、売却され一般病院として運営されています。
売却されてしまうと、持ち主が変わるわけですから同じ待遇・同じ職場かと言われると、そうとは言い切れません。
もし「企業病院は待遇が良い!」というイメージで転職を決めようとされている方がいましたら、今一度お考えください!
まあ引き継ぎ等はしっかりしているので、売却されたから辞めるという方は多くはないようですので、しばらくは大丈夫だと思いますけどね。
病院が潰れてしまうので、急いで転職をしないと!とややヒステリック気味にご登録くださったさくらんぼさんのお話です。
詳しく状況を聞いてみると、現在働いている社会保険病院が買収されることになったとか。
私もニュースで耳にしていたので、大変だなーとは思っていました。が、当事者からすればそんな呑気に構えていられません。
関東を中心に病院を展開する葵会に買収されることになりましたが、職員の方々の不満は爆発しているそうです。
「せっかく、給与も良かったのに!休みも多かったのに!」と非常に嘆いていました。
他の職員の方々も辞職するということで、私は病院がやっていけるのかが心配になってしました。
「赤字続きで売却。民間に買収されては公務員待遇は諦めましょう」
社会保険病院は公務員待遇で非常に人気の病院でした。
しかし、ほとんどが赤字経営をしており、2010年前後にはどんどんと民間に任せる運びになっていきます。
酷いところでは職員によるボイコット紛いが起こり。患者さんも大変だったと思います。
税金による運営で赤字になってしまっては、売却するのは当然かとも思いますが、働いている看護師さんからすれば納得いかないかもしれません。
その後、葵会が買収したその病院が落ち着くまでに2年程の時間を必要としました。
ニュースにもなって印象は悪かったですからね・・・。その時は葵会に同情しました。
「病院名が変わっていたら、なんで変わったか調べて損は無し!」
もちろん病院名が変わっただけで運営元は変わらないことも多々あります。
新病棟を建てるときに丁度いいから変える、なんて病院もありますしね。
大事なのは、繰り返しますが、病院の運営母体が変わった時です!
今まで良かった待遇はどこかへ消え、残るのは混乱だけです。
忙しいけど新病院の立ち上げが好きという方は是非!
早めに逃げ出して、どこか落ち着いている職場へ、という方はどこか紹介会社に聞いてみてもいいかもしれませんよ。
看護師歴30余年というベテランのぶどうさんは長く市民病院で働いていました。
事情があり、転職を考えていましたが、やはり付近の病院事情には詳しい様子。
オススメするところはどこもイマイチの反応でした。そんな中で5年程前にリニューアルした病院を勧めると好感触。早速、面接に行ってみました。
面接も無事終わり、感想を聞いてみると「ここって前はマスカット病院でしたよね?聞いていた雰囲気が違うから気付きませんでした」とのこと。
どうやら、以前のマスカット病院の頃にお友達が働いていたようです。
その方は職場環境が悪く転職したとのことですが、時期が約5年前。
おそらくリニューアルしたタイミングで退職した方でしょう。聞いていた話と違うのは内部改革も進められたことが原因だと思います。
先入観無しに伺ってみたところ、気に入ったようでぶどうさんは転職を決めました。
紹介するときに元マスカット病院だと言っていたら面接にも行っていなかったかもしれません。昔の情報に左右されてしまうのももったいないですね。