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最近、「ブラック企業」という呼び方をよく聞きます。過労死や残業時間オーバーで役所が立ち入り検査をした、といった話がニュースをにぎわせています。
看護師さんも、他人事ではありません。転職アドバイザーをする中で、「ここは、ブラック病院か?」と思うような病院もいくつも見たり、聞いたりしてきました。
残業が多い、病棟の雰囲気が悪い、看護師の人数が足りてない、師長が暴言を吐くなど、ブラック病院と呼べる要素はたくさんあります。
その中から、私が「こういう病院で働くのは大変そうだな」とリアルに感じたものをまとめてみました。
看護部全体を取りまとめる看護部長さん。
経験も豊富で看護師さんを取りまとめる長ですが、中には「え、こんな人が看護部長?」という方もいらっしゃいました・・・。
新卒から、大学病院で勤務していたが結婚を気に転職を考えた奈津江さん。
ご自宅の近くに気になる病院があったので、HPの採用情報からご自身で応募→面接となりました。
面接当日、会議室に通され、ドキドキして時間を待っていると、60歳近い看護部長さんがあらわれました。簡単なあいさつのあと、明るく世間話をしてくれる看護部長さん。奈津江さんは「こういう雰囲気の看護部長の下で、働きたいな」と思い始めました。
すると看護部長さんから「で、来週から来て欲しいんだけど、大丈夫?」と突然の質問。もっと色々聞かれると思っていた奈津江さんは、「これは内定?それとも試されているの?」と迷いましたが、下手なことも言えず、曖昧に答えていると「じゃあ考えておいてね。院内の見学する?」とあっさり面接終了。
なんだかあっさりした面接だなと思いながらも、看護部長さんに案内されての病棟見学。見学中に看護部長さんが気さくな感じで看護師さんに声をかけているのですが、どこか様子がおかしい。看護部長さんが声をかけて少し立ち話をするものの、明らかにとまどっています。周りで見ている、ほかの看護師さんも横目でチラチラ。
院内見学が終わったころには、「なんかおかしい雰囲気。。ひょっとしたら面接時だけ感じがいいのかな?」と、奈津江さんは感じたそうです。
★ここがポイント!
ポイント1:質問もせずに「いつから来れる?』は、要注意!
ポイント2:看護師さんたちとの距離感がおかしい看護部長は、要注意!
私が転職エージェントとして少しずつ慣れてきた時のことです。
ある病院から看護師さんを紹介してほしいとの、ご連絡をいただきました。過去に取引の無い病院で「これは新しいお客さんだ!」と、新鮮な気持ちで訪問しました。
出てきたのは高齢の看護部長さん。どう見ても70歳を越えているようでした。
まだ経験の浅い私は「頑張っているなー」と深く考えず、さっそく本題へ。
常勤で働いている看護師さんや准看護師さんの人数を聞いたり、何人ぐらい人が欲しいかを質問すると「どんな人でもいいわよ~」と一言。「うちの病院は60歳すぎて働いている人も何人かいるのよ」と年齢すら不問でした。
働く側から見れば「なんて柔軟なんだろう!」と嬉しくなりますが、本当にそうでしょうか?
現場としては、年齢構成や経験や資格、勤務形態を考えて調整しなければならないはずです。例えば、この病院のように年齢が高い看護師さんばかりだと、だれが力仕事をするのでしょうか?そう考えると、「自分に仕事を押しつけられるのでは?」と少し不安になりますよね。
この看護部長さんから、もう詳しく話を聞こうと思っても「誰でもいい」の一点張り。「大丈夫なのかなー?」と思いながらも院内見学をさせてもらいました。病棟見学でも、「ここがナースステーションです」「ここ療養病棟です」という簡単な説明ばかり。さすがに看護師でない私でも、見ればわかります。そうではなく、看護記録の取り方や、病室のベッドは自動なのかとか具体的なことが聞きたいんです!その都度質問をしましたが、「誰でもいいから紹介して」という発言に続いて、いくらなんでもこれは適当すぎないか・・・と心配になってきました。「人手が足りないから人材紹介を使って、紹介してもらおうとしているのにやる気がないのかな?」
その後、何名かの看護師さんを面接にお連れしましたが、やはり入職にはつながりませんでした。看護師さんも、あんな対応をされたら意欲がなくなるに決まっています。
★ここがポイント!
ポイント1:高齢の館具部長には、要注意
ポイント2:融通がききすぎる看護部長は、要注意!
ポイント3:しっかりアピールしない看護部長は、要注意!
看護部長の対応に疑問を持ったら、一度立ち止まろう!
病院によって距離感は違いますが、看護部長はあなたの上司です。
「なんだか調子のいいことばかり言う」「なんとなく信用できない」と思ったときは、自分を信じましょう。
そこ以外にも、きっとあなたが信頼できる看護部長さんがまとめる職場があるはずです。