看護師転職サポート歴10年の「看護師転職のプロ」が看護師転職について、お役立ち情報を大公開!看護師転職を検討中なら絶対チェックのお役立ちサイト!
回復期リハビリテーションは、脳血管疾患などや事故により障害を持たれた患者さまが急性期病院からの治療を終え、住み慣れた地域やご自宅で自立した生活が送れるように、チームでリハビリテーション医療を提供するのが役割です。
疾患毎に在院日数が決まっており、入院と同時に退院予定日が決まっています。 そして、退院日をゴールとして、医師・看護師・リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)・介護士・セラピスト・コメディカルスタッフが1つのチームとして、在宅に向けて日常生活動作(ADL)の改善に日々努めます。
急性期病院と比較すると治療行為が少ないですが、看護師として患者さまと関わることは非常に多いです。 リハビリ病棟というと、「リハビリスタッフ」がメインなので、看護師は結構楽なのでは?と考える方が中にはいますが、実際は「看護業務はたくさんあります。」 患者さまが1日にリハビリを行うのは「3時間(3単位)」程度と決まっているため、残りの21時間は看護師がメインで関わり 急変や救急はありませんが、体温や血圧の測定、投薬管理をはじめ、食事やトイレの介助など日常生活全般のサポートを行う為、勤務時間中はイメージよりも看護業務が多いと感じる方が多いようです。
回復期リハビリテーション病棟に入院される患者さまの多くは、自発的というよりも医師や家族の勧めで入院される方がほとんどです。その為、手術後間もないタイミングで入院されてくるので、簡単なリハビリテーションに関しても、「身体」と「気持ち」がついてこない状況がほとんどです。その際に、患者さまのモチベーションUP&KEEPを行うことも看護師として重要な仕事になってきます。
また、入院されてADLが一定回復されてくると今度は日常動作の観察把握が重要になってきます。 在宅復帰の為に、日常動作についても、患者さまのリハビリにつながるよう、患者さまご自身で動かれるのを「時間がかかっても見守る」ことが非常に重要になってきます。この時期になると夜勤時のナースコール回数が多いケースがほとんどです。 そして、退院日が近づいてくると今度は、在宅復帰の後に日常生活を行うためのハード面(設備)が整っているかが非常に大切です。
そういった際にも医師、リハビリスタッフと協力して、自宅の現地調査などを行い、自宅で継続的にリハビリが行えるかを自ら確認を行ったりもします。 その為、回復期リハビリテーションにて勤務していく上で、医師・看護師・リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)・介護士・セラピスト・コメディカルスタッフなどたくさんの人と協力して患者さんのリハビリを支えるという意識がなにより重要です。
1.患者さまの回復過程に寄り添える
回復期リハビリテーションで働くメリットはなにより、「患者さまの回復過程を一緒に看れる」ということです。 脳疾患の患者さまなどは入院時は寝たきりの状態でも、3ヶ月経過するころには車椅子または、自立歩行にて退院される方がほとんどです。
急性期病院で働いていると「術前、術後」の短期間の看護でしか関われない為、退院から在宅に戻るというイメージがないという看護師の方もいらっしゃいます。術後から在宅という、回復過程を患者さまのすぐ横で一緒に喜び合えることはなによりも喜びという声をよくお聞きします。
2.残業時間がほとんどない
また、勤務時間などについては、「急変」などはほとんどなく、「救急入院」などがない為、残業時間がほとんどない病院が多いです。その為、お子さんのお迎えがあるママさんナースなどには嬉しい条件です。
日常生活のサポート業務が多く、一日の流れが特殊
決して、デメリットではありませんが、外科的な処置が好きな看護師の方にはあまり向いていないかもしれません。 また、急性期病院みたいに忙しいのは嫌だけど、慢性期病院みたいな寝たきりの患者さまが多い環境はちょっと・・・と考えて、転職されてくる看護師さんは長続きしないようです。理由としては、残業時間が少ないのはイメージどおりだったのですが、カンファレンスや日常生活のサポート業務が多いことに驚かれて、早期に退職してしまうケースもあるようです。
入職を希望する際には、面接時に一日の流れなどをしっかり確認して、日々の業務をイメージしてから転職するのが重要です。