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医療看護ニュース

グループ病院のメリット・デメリット!(大学病院編)

番外編ということで大学病院も取り上げてみます。

正確にはグループ病院ではありませんが…(笑)

徳洲会グループ、中央医科グループに匹敵する規模のものがなかったということでもあるんですが、大学病院もグループ病院と同じように特徴をまとめてみました。

ご興味がある方、ご一読くださいね。

■ケース①:さすが大学病院!給与も高くて、同期もたくさん!(紅あずまさんのお話)

  • 私の高校の同級生の紅あずまさんは大学卒業後、看護学校附属の大学病院へ就職しました。

    普段から付き合いはあったのですが、私hが転職エージェントとなった28歳の春。改めて看護師事情を根掘り葉掘り紅あずまさんに聞いてみました。

    「やっぱり同期がたくさんいるのは心強いよ~。」

    大学病院は私立病院に比べ、新卒の大型採用をしています。というより、既卒よりも新卒採用に力を入れているといっても過言ではありません。

    紅あずまさんのように、附属大学からエスカレーターであがる看護師さんには学生時代からの仲間がいっぱい。

    年次の近い先輩から、看護部長クラスの大先輩まで…同じようにエスカレーターであがってきた先輩が多いので、居心地が良いのは間違いありませんよね。

    もちろん大学病院なので、最先端の医療を間近で触れ、学ぶことができます。

    大学病院=給与が高いという話はよく耳にしますが、実際の初任給は実は高くありません。

    しかし2年目からは、飛躍的に給与が増えたという方も多いのが現状。

    紅あずまさん曰く「ほとんど残業代だよ~(笑)」とのこと。これは紅あずまさんの病院だけではなく、どこの大学病院にも共通して言えることだと感じます。

    残業代とはいうものの、賞与は民間病院と比べ高く設定されているところが多いのは魅力。

    中でも賞与水準が高い大学病院では、年間7ヶ月以上の病院だってあります。賞与だけで150万円は若手でも当たり前。なんとも羨ましい!!

    最近では託児所や寮があるところがほとんどで、随分働きやすくもなっているようです。

★ここがポイント!

一度は経験しておきたい!最先端の医療を研究する病院

民間病院、公的病院とは一線を引く大学病院。

最先端の医療に触れるのは、個々の看護観もあるとは思います。しかし看護師人生の中で、一度は経験しておきたいところでもあると思います。

スキルアップはもちろん、病床数も桁違いですし、当然ですが町の病院と比べると別世界です。

どちらが良いという話ではありませんが、大学病院、民間病院などバランスよく経験されている看護師さんは、経験もメンタルも安定感があります。

辛抱強い方が多い…といったら、わかりやすいでしょうか。

学べる病院は、業務も忙しく煩雑なところも多いです。しかし、若いうちの苦労は買ってでもしろと言うように、一度は経験しても良い環境だと思います。

■ケース②:長く働けると思っていませんよ。(紅あずまさんのお話)

  • 引き続き、同級生で大学病院へいった紅あずまさんの話。大学病院ってどう?と、なんともざっくりした質問を投げかけたところ、赤裸々な答えをくださいました。

    「定時に帰れることなんて、ないと思わないとだけ。休日の勉強会、委員会、看護研究での出勤は当たり前だから、休みも少ない。有給だって、1年で1日しか使ったことないよ!」と、不満が爆発していました。

    私としては、ぶっちゃけ話を聞きたかったので非常にありがたい愚痴でした(笑)

    週に1回以上何かしらの勉強会があり、最初はついていくのに必死。慣れてきた頃には後輩指導をして、プリセプティの後輩はあっさり辞めていく…。

    「お金あっても使う暇がないよ! 夜勤明けのショッピングは危ない(笑)」

    偏見だと思いますが、エネルギッシュで羽振りの良い紅高系さんは世間一般の看護師さんのイメージを形にしたような人でした。

★ここがポイント!

残業、残業and残業…春は新卒、冬は退職で結局ずっと人手不足

民間病院では看護助手さんが行う業務も、大学病院では看護師さんが行っていることが多いもの。

日々の看護、介護にくわえて、看護研究、委員会、勉強会と、やることがとにかく多くて忙しい。

残業してがっつり稼ぎたいなんて看護師さんには良いですが、多くの看護師さんは途中で転職をしてしまいます。

たくさん採用して、たくさん退職していくので、人の循環がものすごい早いのが特徴ですね。

もちろん長く活躍される方もいますが、まず3年と言われ、その言葉通り3年で辞めていく看護師さんが多いとのこと。

人手不足は解消されず、また残業の悪循環ですね。給与が高くなるのは、ワケがあります。

■ケース③:これが一番問題?手技が身につかないことがある(鳴門金時さんのお話)

  • 次の看護師さんは、大学病院7年目の鳴門金時さん。

    今まで1つの大学病院で、ずっとご活躍中ということでした。

    転職経験もなく、バイタリティもある看護師さんだったので、色々な病院が選べると思っていました。

    しかし鳴門金時さんは、転職に対して非常に不安があるということでした。

    その一番の理由が「手技に自信がない」ということでした。

    実は医療手技に自信がないという看護師さんは、大学病院、公的病院だけに勤めていた方には少なくない不安です。

    即戦力を求める病院には何か言われることもあるものの、多くの病院は大学病院での働き方を理解し、手技面は鍛えますと言ってくださる病院が多いのでご安心ください。

    鳴門金時さんも、改めて手技面をきちんと教育してくれる病院が見つかり、問題なく転職。その後も活躍してくださっています。

★ここがポイント!

大学病院だからこそ、自信がなくなるジレンマ

普段大学病院で勤める上では、何も問題なく業務は行える。でもいざ転職を考えたときに、果たして今の技量で大丈夫かな不安に思う看護師さん、多くいらっしゃいます。

原因は、大学病院では研修医が注射や点滴を行うことが多いからです。そもそも大学病院は、医師の養成機関なので医療手技を研修医が行うことは、当たり前と言われると当たり前です。

他の病院に勤める看護師さんの話を聞いて、真面目な方ほどそう思われることが多いです。

最近は大学病院のでも研修医が減ってきたことで、看護師が注射など行うようになった話もきくようになりましたが、場数が違えば即戦力とは言いがたいもの。

自信の無い方は「ブランクがあっても大丈夫!」という病院を探してみましょう!

熟練看護師転職アドバイザーの長嶋さんがまとめた!

残業よりも給与重視で働くのは大学病院

先にもお話した通り、給与は他の病院とくらべても抜群に良いです。

その分労働力を提供しているから当たり前なのですが、若いうちは時間に縛られない働き方もできるもの。

結婚、出産など働き方を見なおさなければいけないタイミングで、転職を考えるのは悪いことではありません。

しかし長く大学病院で働いていると、大学病院での働き方が身についてしまって、他の病院のやり方に馴染めなくなる看護師さんを多くみてきました。

郷に入れば郷に従えの気持ちで、転職活動を進めるようにしましょう。

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