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病院の権力者がブラック!

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 「病院で一番えらいのは、院長か理事長じゃないの?」
 もちろん、最終的な人事権や決裁権は、院長先生や理事長が持っているケースがほとんどです。しかし、まれに面接に「これ誰だろう?」と思う人が出てくることがあります。医師でも、看護部長でも、事務長でもない。
 今回のお話は「そんなこと本当にある?」と疑いたくなるような話ですが、私が前職で聞いたホントの話です。
 あなたの病院はそんなことなくても、転職先はわかりませんよ!

■ケース①:あなた誰?事務の人ではなさそうな偉い人(杏子さんの話)

何度かの転職経験のある杏子さんにとって面接は特別なことではありませんでした。
 行く前に病院のHPを調べ、履歴書もバッチリ!あとは面接で看護部長さんに気に入られれば、と手慣れたものです。
 応接室に入ると、イメージ通りの看護部長と事務の方。しかし、気になるのはスーツの男性がもう一人。「事務方が二人とはめずらしいな?」と思いつつ、あまり気にしなかったそうです。
 「今、思えばおかしいですよね。だって、看護部長や事務長よりも偉そうにしていたんですよね」
 人事担当が交代するときには、引き継ぎなど二人体制ということはありえます。それ自体はおかしいことではないのですが、杏子さんの面接の際にいたのは、なんと「病院を実質的に所有している企業の人」でした!
 法律では、一般企業が直接経営することは禁止されています。ただ、実質的に経営しているところで「セコム」なんかが有名ですしょうか。千葉の「セコメディック病院」や、東京の「初台リハビリテーション病院」などがこれにあたります。
 しかし、中には経営母体が「パチンコ屋」「不動産屋」といった、なにやら怪しいところも。一時期パチンコにはまっていた私としては、パチンコ屋さんが悪いと言っているわけではないのですが、医療についてあまり知識や理解がない一般企業がバックグラウンドにあると、医療関係者としては不安になりますよね。あたりまえですが、ホームページにはそんな情報はのっていません。だれかに内部事情を聞かないかぎり絶対にわかりません。
 「病院を実質的に所有している企業の人」以外にも、「経営コンサルタント」「社会保険労務士」といった方にもお会いしたことがあります。いずれの方も、看護部の現場のことについて、詳しい印象は受けませんでした。

★ここがポイント!
「医療に関係ない人が、偉そうにしている病院は要注意!」

今回の件のように、部外者やコンサルタントが面接に出てくることはめずらしいかもしれません。しかし、こう質問されたらどうでしょう?「看護部長よりも、事務長や総務がえらそうにしている面接はどう感じますか?」
 ちょっと嫌に感じる看護師さんは多いと思います。これは、「看護師の働きやすさや患者さんのことより、経営や数字が重視されていそうな気がする」という印象をもちますよね。わたしの印象でも、そうした傾向があった気がします。

■ケース②:ナゾの偉そうな女性。院長を囲む怪しい影。(美香さんのお話)

一般的な面接は現場の人(看護部長など)と事務の人(事務長など)が登場します。美香さんの時は、看護部長さんと女性がもう一人。なんとなく事務方は男性が見えると思っていたので、少し驚いたそうです。
 面接中に看護部長さんは、やわらかい印象で話もはずみましたが、たまに横の女性に確認をしたそうです。
 するとその女性は「いいんじゃないの?」と強気な態度。美香さんは、看護部長さんに対して、その態度はなんだろうと不思議に思いました。
 態度のおおきいその女性は面接が終わると、早々にいなくなってしまいました。看護部長さんが見学の案内をしてくれた時にこっそり「さっきのは院長の奥さんよ」と教えてくれたそうです。
 「面接に奥さん?」と思ったかたは、ふつうの感覚の持ち主です。(笑)

★ここがポイント!
「なぜか出てくる家族! 肩書きがあればセーフ・・・か?」

 院長夫人、もしくは娘さんが面接に同席されていることも、たまにあります。
 とくに個人クリニックでは当たりのことです。院長夫人が、事務長的な仕事をしているケースがこれにあたります。職員が数名であればうまく運営はできるようです。
 しかし職員数が100名超えるような病院では、こうはいきません。人事や経理にも、専門的な知識が要求されます。
 看護師採用の面接に同席するというのは、現場・事務にたいして非常に影響があることです。もちろん面接を受けにきた看護師さんにも、強い印象を与えます。しかし、わたしの経験上、ふつうの事務長がでてきたほうが100%良い印象を受けます。だって、看護部長が院長夫人に気をつかっているのを見るのは、誰だって嫌じゃないですか。
 しかし、ブラック病院はそれ想像をはるかに超えてきます!なんと院長先生の愛人が現れることも!たしかに、転職を希望する看護師さんから、「うちの院長は愛人を何人もつくるんですよー、しかも院内で!」という話は、聞いたことがあります。看護業務には、直接かかわりはないかもしれませんが、院内に派閥があっては面倒ですよね。
 面接を受けにいった病院が大丈夫かどうか。しっかり確認することをオススメします!

「よくわからない人が出てくる病院は、何にせよ印象が良くない!」

 看護部長と事務長が出てくれば良い面接に、なぜ他の人が出てくることになるのか。そこには、さまざま理由があります。ただ、一つだけ言えることは、「看護部長や事務長がきゅうくつそうだ」ということです。
 看護部がただしいと思ってやったことに、横やりが入るかもしれません。そう考えるとちょっと働きにくい病院なのかもしれませんね。

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