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訪問看護師の働き方・評判

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訪問看護師に、新卒でなる方はほとんどいません。
 病棟や外来で経験を積んだあとに、訪問看護師としてのキャリアをスタートする方が大半です。ですので、在宅でどのような看護業務をするのかのイメージはついても、その周辺の働く環境についてはイマイチ分からない、なんて看護師さんも多いはず。

 訪問看護師経験者の方とお話をすると、やはり訪問看護ならではの良さ、悪さがありますよね。同僚の数も少ない中で、普段なかなか相談できる人がいないという訪問看護の看護師さんも多いようです。
 ここでは、私が転職アドバイザーをしていたころに、よく訪問看護の看護師さんから聞いた「訪問看護あるある」について、いくつかご紹介します。

■訪問看護の魅力

・1人で動ける気軽さは訪問看護ならでは
 病棟はチーム単位なので、どうしても自分1人のペースで仕事を進めるわけにはいきません。ましてや、自分の業務が終わったらさっさと帰るなんて、なかなかできませんよね?その点、訪問看護は決められた時間の中で、自分のペースで作業配分ができるのが魅力。
 例えば、訪問先の計画を立てる際に、「この日は時間ピッタリであがりたいから、事業所から近い●●さんを最後に訪問しよう」といった、自分なりのコントロールができるそうです。
・●●さんに来て欲しいと言われた
 なかなか心を開いてくれない患者さんから、「●●さんに来てもらいたい」と指名を頂いた時は嬉しかったという看護師さんがいらっしゃいました。受け持ち制、チーム制など事業所によってまちまちですが、難しい患者さんの担当になることだってあります。そんな患者さんから、あなたがいい!と指名いただけるのは、心が通いあった証拠!とても嬉しいことですよね。
 訪問看護ステーションの所長さんと話していた時に、なるほどと思ったのが「訪問看護は、唯一看護師が主役になれる仕事です」とおっしゃっていたことです。
・念願のベッドサイド看護ができた
 病棟で働いていた頃は、毎日の大量の処置に追われて患者様の話を聞くなんて時間はなかったという看護師さんは多いでしょう。訪問看護では、決められた時間は1人の患者様だけのために使えるので、患者様の生活背景も含めたベッドサイドの看護が実現できています。
 「ベッドサイドの看護がしたい」と転職理由をおっしゃる看護師さんは多いですが、本当のベッドサイドの看護を目指したい看護師さんには、訪問看護を是非オススメしたいです。

■訪問看護の惨劇!?

・足が競輪選手みたいになった!?
 これは…おそらく自転車で訪問先を回る事業所の看護師さんのことでしょう(笑)いくら電動自転車とは言え、毎日5~6件の間を自転車で移動していれば、体力も大幅につきますよね。
 また、夏はこんがり焼け、制服の汗が絞れる。冬は雪の日の自転車が大変。天候に大きく左右されます。そうは言っても、患者さんのために簡単に休むわけにはいかないのが、辛いところ。。
ただし、郊外では自動車で回る訪問看護ステーションも多いので、そちらはそこまで大変ではないのかもしれませんね。
・訪問先のお宅で足の踏み場がない…
 高齢者の一人暮らしや、老々介護をされているお宅など、訪問看護でうかがうご自宅は色々な環境があると思います。なかには雑然としたちょっと汚い家もあるのが事実。あまり気はのらなこともあるでしょう。しかし、それも患者さんの生活背景です。
「仕事の範囲外だけど、気づいたら掃除までしちゃってた」なんて、ホスピタリティ高い看護師さんもいらっしゃるようです。
・突発的な休みは取れるは嘘だった!?
 子どもの熱発で突然病院に行かなければならなくなった時、入職前は「休みは調整するから」と言われていたのに、実際には受け持ちの患者様がいるから自分で時間を変更して調整して欲しいと言われた。
 こんな話は少なくありません。1日に訪問できる件数は限りがありますから、突発的に全休になってしまうと、他の看護師さんでカバーできないこともあるようです。特に、小規模な事業所ではこういった事態が起こりがちです。
 良い点も悪い点も、訪問看護という仕事の特徴から出るような気がします。
 その特徴とは、以下の3点です。
  • 1.一人で個人宅に行く
  • 2.1日に数件訪問する
  • 3.1事業所あたりの看護師数が少ない

 良くも悪くも、一人で仕事をする責任感・負担は重いものがあります。
ただし、その見返りとして「ありがとう」という言葉が、ストレートに自分自身の仕事に返ってきます。そのあたりが訪問看護の一番の魅力なのだと思います。

 働き方を調べたり、聞いたりしても「自分にできるかな?」と不安が残る方には、非常勤からスタートするという考え方があります。
 訪問看護ステーションは、非常勤採用を積極的に行っています。人材紹介会社や求人媒体には多くの訪問看護ステーションがあるので、まずは週1回でも良いので訪問看護の世界をのぞいてみることをオススメします。
 その際に注意したいのは、それなりの拠点数を持つ中~大規模な会社か、病院に併設された訪問看護ステーションを選ぶこと。個人で運営しているような小規模なステーションでは、訪問看護の経験がない看護師さんを教える余裕がないことが多いからです。

 今後も、訪問看護の需要は伸びることは確実。
 看護師として、その仕事を一度経験することに損はないはずです。

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