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男性看護師はオペ室・手術室で活躍できる!

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男性看護師はオペ室・手術室で活躍できる!?

 転職アドバイザーをしていると、「オペ室」というのは独特の場所だと感じることがありました。まず、オペ室で働いている看護師さんは、「キリッ」とした雰囲気をお持ちで、判断が早い方が多い気がしました。仕事柄、悩んでいる時間がないのでそういった性格の方が配属される、もしくは仕事をしているうちにそのような性格になるのでしょうか。
 また中堅の病院では、いつもオペ室の看護師採用が上手くいかず、悩んでいました。ここは、怖い先生がオペ室にいるので看護師が定着しない、という私たちにはどうしようもない理由。。
 理由は病院ごとに異なりますが、ときどき病院から「オペ室未経験でもいいから、良い人いない?男性だと嬉しいな」とリクエストをいただきました。オペ室の経験者が少ないため、採用担当者はオペ室の看護師確保に頭を悩ませており、未経験でも素質がありそうな方であれば、採用するケースもあるようです。
 なぜ、オペ室で男性が重宝されるのか、仕事内容と共にまとてみました。

■ケース①:オペ室ってどんなところ?閉鎖的で謎の多い職場ですが・・・。(太一さんのお話)

太一さんは、精神科で勤務をされていた男性の看護師さんですが、転職を考えているということでご登録をいただきました。
 「どこか専門性の高い病院で勤務がしたいです」ということで、専門性が高く、指導のしっかりしているところを探させていただきました。具体的には循環器・心臓外科といった分野です。しかし、専門性が高い病院では、そのベースとして一般病棟での勤務経験が重視されることが多いのです。しかし、これまでの経験が精神科のみなので、以前の病棟勤務をあまり評価していただけませんでした。
 太一さんもどうしようかと悩んでいましたが、中堅病院で未経験オペ室の求人が見つかったので、ご紹介してみました。「オペ室はちょっとイメージがつきませんが、専門性が高いと思うのでチャレンジしてみたいです!」と前向きなお言葉をいただきました。
こちらの病院に入職後、最初は戸惑いの連続で、弱音をおっしゃることもありましたが、半年ほどで慣れて、その後は元気に働いていらっしゃいました。

★ここがポイント!
「全ては実力勝負!力があれば、もちろん給与も高水準!」

 オペ室の勤務は、大きく分けて2つの業務に分かれます。

 一つ目は、直接介助と言われる「器械出し」です。
ドラマなんかで執刀医の先生が「メス!」と言った時にメスを渡す仕事です。手術中のサポートと言ってしまえば、それまでですが、非常に重要な役割を担っています。まず、器械を全て覚えなければなりませんし、どんな症例に、どんな手術を行うから何を使うのかが分からなければ話になりません。しかも、執刀医の先生との呼吸も合わせなければなりませんし、集中力を切らせません。難易度の高い手術では、先生との相性が非常に重要なものとなります。そのせいか、循環器や心臓外科の手術で有名な先生は、看護師をふくめて自分の「チーム」を持っており、転職する場合でもチームごと移籍するケースもあるようです。

 二つ目は、間接介助と言われる「外回り」です。
手術に使う器械の準備から、薬剤の管理、患者さんの代わりに痛い・寒いといった声を執刀医に伝えます。器械出しに比べれば、雑用に近い印象だと思いますが、外回りがいないと良いオペ室看護師にはなれません。
オペ室未経験の方は、外回りから仕事を覚えて、少しずつ器械出しに入るケースが多いようです。

 また、給与に関してはやや高水準です。
 イメージとしては、日勤常勤以上、夜勤をする常勤以下の水準です。
 オペ室の給与には、オンコール手当や待機手当、手術手当といったものが支給されます。
 経験がものをいうだけに、慣れるまでは負担も多く、大変だとは思いますが、力がつけば待遇の良い職場だと言えます。技術を磨いて、力をつけたいという男性看護師さんにオススメですよ!
 ただし、病院によって「夜勤のある・なし」「オンコールの頻度」がぜんぜん異なり、それによって給与水準も違ってきますので、そのあたりは面談時にしっかり確認しましょう。

■ケース②:男性看護師が集まる理由は?本当に働きやすいの?(ともやさんのお話)

「オペ室に興味はあるけど、未経験なんです」ということでご連絡をくれたともやさん。
オペ室の実情を聞きたかったようなので、業務内容や待遇に関してご説明させていただきました。
 「どうしようかなー」と非常に悩んでいる様子でしたが、少し優柔不断なように感じました。転職理由は、病棟での人間関係が上手くっていないことが原因とのこと。オペ室であれば、それほどコミュニケーションを取らないで良いし、黙々と働く方が自分に向くかもと考えていらっしゃいました。
 そこまで話して、私はともやさんにはオペ室は向かないかもしれない、とお話しました。なぜなら、オペ室にはハッキリとした性格の看護師さんが多く、優柔不断なともやさんには少しツライ環境と考えたからです。
 ともやさんも自分の性格に自覚はあったようで、「別の求人を探します」とおっしゃいました。

★ここがポイント!
「体力・精神力があり、ハッキリした方に向くのがオペ室!」

 オペ室は、時に長時間の手術に対応しなければなりません。
 その為、体力はもちろんですが、集中を持続させる精神力や緊急時に冷静に対応する力が必要。また、ハッキリと決断できる意志の強さも必要です。そのあたりを期待して、男性をオペ室に配属する病院が多いようです。
 また、男性看護師が、一度は経験するであろう「性別の壁」を感じにくい職場です。「性別の壁」とは、例えば病棟で勤務をする際に、女性の患者さんから「女性の看護師さんに変わってください」と拒否をされてしまうことです。男性看護師にとっては、やりきれないことですが、オペ室ではそういった壁を感じることはありません。
そういった面でも男性看護師にとって、魅力のある職場ですね。

 オペ室は、少し特殊な職場です。
 病棟のように患者さんとコミュニケーションを取ることが少ないのです。
 オペ室以外では、まず経験しない雰囲気・業務ですので、それだけオペ室の業務は専門性が高く、経験がものをいいます。その特性から、テキパキと竹を割ったような人が多く、実際優柔不断な性格の人やのんびりした人には不向きだと思います。
オペ室は、看護師さんの中でも好き・嫌いが大きく分かれる職場です。スキルよりもまず、その「適性」が問われます。逆に言えば、スキル・経験がなくても「適性」がある看護師さんであれば、未経験であっても採用される可能性があります。

 ここまで読んでいただき、直感的に「自分は向いているかも!」と思った方は、一度検討してみると良いかもしれません。

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