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男性看護師といえば精神科!?

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男性看護師といえば精神科!?

 男性看護師が多い職場といえば、まず頭に浮かぶのが精神病院ですよね。
 患者さんへの身体拘束があるので、女性より力がある男性看護師が重宝がられるようです。たしかに、わたしが転職アドバイザーとしてお会いした男性看護師の方には、精神科経験をお持ちの方が多かった記憶があります。特に、現在40才を超えるようなベテラン男性看護師は、70%くらいがキャリア初期において精神科の経験をお持ちでした。
かといって、「男性看護師が多いから!」といった理由だけで、精神科を選んでしまっても良いのか悩むかもしれません。男性看護師が多いという点以外に、精神科に特徴的なポイントをまとめてみました。

■ケース①:精神科で働く上でのメリットとデメリットは?(しゅうぞうさんのお話)

転職の相談にのっていると、こうたろうさんから「実は結婚を考えていまして・・・」とカミングアウトが。
精神科に勤務される男性看護師は多いですが、しゅうぞうさんは精神科未経験。これから精神科にチャレンジしようか迷っているという方でした。「精神科は男性が働きやすいという話をよく聞きます。今の病院は精神科がないので、転職をしようか迷っています」
 実習時代に精神科にいった時のイメージ程度だったので、まずは精神科で働くにあたって注意すべきポイントをご説明させていただきました。しかし、しゅうぞうさんにとってはあまり気にならなかったようで、さらに精神科への転職に前向きになりました。
「今まで残業ばかりで、しかも女性ばかりで気が張っていましたからね(笑)」新しい分野にチャレンジするというのは、なかなか勇気のいる決断だと思いますが、しゅうぞうさんにとっては現状を変えるチャンスでもあったようです。

★ここがポイント!
「残業がほとんどなく、男性が多い職場です!ただし、給与はしっかり確認しましょう!」

 男性が精神科で働く上でのメリットは、大きく2点です。
  •  ・残業が少ない病院が多い
  •  ・患者さんに深くかかわることができる

 残業時間については、もちろん0というわけにはいかないかもしれませんが、他の病棟などに比べれば格段に少ないことが多いです。仕事の後にプライベートな時間を確保できるのは嬉しいポイントです。
 「患者さんに深くかかわることができる」これは、精神科看護師にもっとも求められる仕事です。患者さんの悩みを理解し、距離感をうまく図り、患者さんに寄り添っていく。お会いした精神科看護師さんの多くがここにやりがいを感じていらっしゃいました。ただ、一方で退院したと思ったら、同じ患者さんが戻ってきてしまうことが多いのも精神科の特徴。その繰り返しに、むなしさ・無力感を感じることも多いようです。このあたりのメリット・デメリットは、コインの裏表のような気もしますね。。

 一方で明確なデメリットとして挙げられるのは、病院ごとに給与の差が大きいということです。そもそも平均的な給与を比べると、急性期病院などよりも精神科の給与は低いのです。その上、病院ごとの給与体系が大きく違うのです。精神科の病院は同じ経歴の看護師さんでも年収100万程度の差がつくことがあります。精神病院で経験を積み、他の精神病院にチャレンジしようとしたら、「どこを受けても100万下がるので、あきらめて今の病院にいます」こんな看護師さんもいらっしゃいました。
また「危険手当」のように精神科特有の耳慣れない手当もあるので、精神病院に転職をお考えの方は、給与の内訳はしっかり確認しましょう。

■ケース②:働くならどの病院?精神科と言ってもタイプがあります!(けいさんのお話)

「精神科で働きたいのですが・・・」と大まかな希望をくださった加賀さんは、来年看護学校を卒業する予定の男性です。看護学校での男性の先輩も、精神病院で勤務されている人が多く、働きやすそうなので希望をしているということでした。
 どんな精神病院がいいですか?という質問をしたところ、「そんなに違いがあるんですか?」とちょっと戸惑ったご様子・・。
大まかな違いをご説明し、けいさんのお住まいや研修体制をふまえていくつか病院をご紹介しました。その中から、ご自宅に近い精神科の急性期病院を選択。入職直後は戸惑うこともあったようですが、今ではすっかり一人前に。

★ここがポイント!
「新卒で入職するなら、精神科急性期がおすすめ!」

 働く上で、待遇などを考えるとオススメなのは、大学病院と精神科急性期病院です。
 大学病院は、給料も高く待遇面もしっかりしており、研修体制も整っているので最初の選択肢としては良いかもしれません。ただ、大学病院は希望先に配属してもらえるとはかぎりません。毎年一定数の看護師さんが「ホントは循環器がやりたかったのに、内科に配属されたので辞めたい・・」といった希望配属先の不一致で転職をされています。なので、「どうしても、精神科をやりたい!」という学生さんには向かないかもしれません。
 精神科の専門病院に勤務するのであれば、まずは急性期病院を選ぶほうが良いと思います。急性期病院のほうが患者さんの入れ替わりが早いため、さまざまな症例・患者さんを見ることができます。また、慢性期病院よりも研修体制が充実している点も、新卒の方には重要なポイントです。

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