転職する!と思いたったら 看護師転職マニュアル

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ケーススタディー

内定が取り消しに? 法律違反なのでご安心を。

ある日のこと。
面接が無事終わり、病院から内定のお言葉を頂きました。
「やったー!」と浮かれていたら、後日「内定取り消し」の連絡が…。
腹が立った、悲しかったでは済みません。実は内定取り消しは、違法なケースもあります。
「口頭で言っただけだしいいや」「今回は残念ながらと言い続けていれば何とかなる」など、病院都合で内定を取り消してくる病院は、絶対にブラック病院。
正しい知識を持ち、泣き寝入りしないようにしましょう。

■ケース①:「他に良い方が見つかったので…」そんな後出しは通用しません(ズッキーニさんのお話)

  • 面接が終わり、きゅうり病院から無事に内定を頂いたズッキーニさんは、相思相愛の結果に安心して転職活動を終了させました。
    今後の流れは、指定された日に病院に伺うだけと、次の訪問日の約束までしてきました。
    ところが数日後、病院から携帯電話に連絡が。不思議に思いながらも電話出てみると、なんと内定の取り消しを伝える話だったのです。
    どうしても納得がいかず理由を聞くと、同じ働き方・同年代ではあるものの、ズッキーニさんより経験が豊富な看護師さんが面談にいらしたからとのこと。
    大変ショックを受けたそうですが、のんびり感傷にひたる間もなく仕事探しの必要があったため、私のところにご相談をしてくれたのです。

★ここがポイント!

「内定を口頭で伝えた場合も、雇用契約は成立します。簡単に取り消しはできません。」 
正式な契約は書面上で行うので、書面交付前だから内定は取り下げても支障がないのはウソです。
求職者に対して、いかなる方法でも内定を伝えたのであれば、内定は正式な意向となります。
「後から良い人が…」なんて理由で内定を取り消すことは、突然の解雇と同じことです。 万が一何かしらの理由があり内定を取り消したい場合、慰謝料、損害賠償を支払うとともに、両者合意の辞退・取り消しが必要となります。
「そこまで揉めたくない」という方はいるでしょう。もちろん、あなたのご意向であればそれでもかまいません。
しかし慰謝料などが発生する可能性があることほどのことだと、頭の片隅において就職活動を進めていきましょうね。 万が一への備え、大切です。

■ケース②:前職場に確認連絡をとるのはNG!(アラジンさんのお話)

  • アラジンさんはランプ病院に面接に行き、晴れて内定をいただきました。
    前職場のナイト病院では勤務期間は短く、正直内定をもらえる自信がなかったアラジンさんは大喜び。
    しかし後日ランプ病院から連絡があり、内定取り消しを伝えられてしまうことになります。
    どうやら面談先のランプ病院の事務長が、前職場であるナイト病院へ電話でアラジンさんの勤怠について確認を行ったようです。
    「アラジンさんって看護師さん、以前在籍されていましたよね?そちらでどんな様子で働いていましたか?」といった具合で…。
    前職場への確認を行った事務長さんも、アラジンさんについて答えてしまったナイト病院も、個人情報上で大変な問題行為です。
    実はアラジンさんは、精神的に不安定で服薬をしており、勤務も欠勤がちらほらあったこと。
    それが原因で、職場の雰囲気にもなじめなかったこと。 お分かりの通り、このナイト病院からの情報がきかっけになり内定を取り消されたそうです。
    もちろん、アラジンさんは納得がいきません。 しかしどうする手立てもなく、そのまま丸め込まれて泣き寝入り。
    改めて転職活動をすることになり、私の元へ相談にいらしてくれました。

★ここがポイント!

「以前の職場に確認をするのは御法度です!もちろん伝える側にも問題があります!」

履歴書を遡って以前の就業先に連絡を入れるのは個人情報を掘り起こすのと同じです!

時々アラジンさんのようなことが起きるのですが、ひどいケースでは前職場を退職していないにも関わらず、在籍確認の連絡をする病院もあるのだとか。

退職交渉中に「そちらの病院に在籍中のアラジンさんが、うちに面接に来たのですが…」って、相当失礼な話ですよね。

個人情報以前に、退職交渉がもつれたり、退職交渉にすら入っていなかったらどうなることでしょう。

前職場の勤怠などを理由に、内定を取り消しにすることはもちろんできません。

しかしここまで非常識なことをする病院で、あたなは働きたいですか?と聞かれると、正直微妙ですよね。

■ケース③:取り消されない為の注意点!履歴書はしっかり書きましょう!(オーラムさんのお話)

  • 「内定取り消しになったんですが、おかしいですよね!?」と、オーラムさんは非常にご立腹されていました。

    内定取り消しは基本的には法律違反。詳しくオーラムさんのお話を聞いて、適切なアドバイスをしようと思っていたところ、なにやら雲行きが怪しい…。

    実は内定を頂いた1週間後に、通勤途中に交通事故を起こしてしまい、更には怪我をしてしまったとのこと。

    怪我について病院に連絡をいれた際に、「少し考えさせてほしい」と言われたそうです。

    実は短期間での離職予定だったため、面談の際に現在就業している病院のことを伝えていなかったそうです。

    オーラムさんは「1ヶ月での退職なので、履歴書には書きたくありませんでした。」と、おっしゃいます。

    しかし1週間でも、1ヶ月でも、職歴は職歴です。 オーラムさんはヒートアップされていましたが、内定取り消しの可能性もゼロではないことを、私からもお伝えさせていただきました。

    その後、私はオーラムさんと連絡が取れなくなってしまったので、保留にされた病院への就業有無は定かではありません…。

★ここがポイント!

「内定が取り消されることは基本的にはありませんが、ゼロではありません」

看護師さん自身の問題で、内定を取り消しにされてしまうケースはいくつか存在します。

例えば、業務に支障をきたすほどの病気や怪我をしてしまった場合、内定の取り消しもありえます。

次に、履歴書に重大な虚偽申告があった場合。履歴書に意図的に職歴を書かず、ごまかした場合ですね。

もっとも、どこまでを重大な虚偽申告をするのか明確ではありません。しかし、職歴を意図的に記載しないのは虚偽報告と言われても「違う」とは反論できませんよね。

社会的に、重大な事件による逮捕処分をされた場合。言わずもがな逮捕されてしまっては内定どころではありません。

交通違反でも病院によっては解雇(=内定取り消し)になることもあります。

病院の就業規則に則りますが、どちらの病院でも記載されていることが多いです。

病院とのやり取りに不安がある看護師さんは、紹介会社を仲介してもらうのもいいかもしれません。

病院の採用で少なくない「言った、言わない」の話を防ぐことができます。

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